Buri Drift:

雑な思考の吹き溜まり

鉛筆が大好き

大学の頃は文字を書くのにボールペンを使っていた。ノートは残すものではなくて計算をしたりアイデアを考えるためのものだと考えていたので、ほとんどはイオンで見つけたハイコスパなルーズリーフを買いまくってそれを使い捨てしていた。もちろん授業の板書とかは残すけど。

当然書いては捨ててばかりじゃなくて、アイデアを整理するような場面では文字やら図を書いたり消したりしたくなる。そういう時はフリクションを使っていた。鉛筆は小学生の頃から使っていたからか「ダサい」という感覚があったし、実用面でも芯を定期的に研がなければいけないのでちょっとめんどくさい。シャーペンを使えばいいじゃんと言われるかもしれないが、これはこれで少し力を入れると芯が折れ自分の意思に関係なく作業を中断されるストレスがあってあまり好まなかった。

フリクションは消せる上にボールペンなのでメンテナンスも不要だし芯が折れることもない。好んで使っていたのは0.7mm(一番太いやつは紙に引っかかりにくくスラスラかけるため)の青 or ネイビーだった。多分集中できそうで地味な色を探したんだと思う。

ずっと好きで使い続けていたんだが最近は使わなくなった。というのも実は文字を消す体験があまり良くない。ペン先の反対の方にあるちっちゃい消しゴムみたいなやつを使って摩擦熱を与えることで書いた文字が透明になり消せるのだがこれが消しゴムよりも時間がかかるし紙も結構ダメージがある。何度も消したときは破れた、マジで。

また数文字程度なら全然いいんだけど、紙一面を使うような大きめの図を書いたときは消すのがめちゃくちゃ辛い。紙を捨てて書き直したほうが早いまでもある。

その欠点を克服するためにこういうフリクション用の消しゴムを導入してみたもののやっぱり駄目だった。

フリクション消しゴム vs 普通の消しゴム

結局、消しゴムと違ってゴムがカッチカチなので消せる面積はずっとちっちゃいままだし、ちゃんと累積ダメージはある。更に、ペンについてる消しゴムに比べて非常に軽いので掴みにくいんだよな。そのせいかペンについてるやつよりも紙が破れやすい気がする。自分には合わないなって思ってからは全然使わなくなってしまった。

その点鉛筆はなかなか体験が良い。消す度に消しゴムの方が負けてくれる(削れる)ので紙への負担は非常に小さいし、一度に広範囲を消せるし、重みがあって持ちやすい。

定期的に削らないといけないことはあるが、シャーペンのようにいきなり折れることもなく、作業の切り替えも自由意志が尊重されるためストレスは少ない。何ならそのルーティーンが小休憩になるのでポモドーロテクニック的なメリットを感じている。

ただやっぱり消しカスが出るのは大きな欠点なんだよな。例えば外出してカフェなんかで集中してアイデアを作っては消してしてるとあたり一面雪景色。流石に最低限度の常識を持った大人なのでそのへんに捨てるなんて出来ないし、カフェのゴミ箱にノートを半分突っ込んで消しカスをガシャガシャ手で払うみたいな捨て方はちょっと恥ずかしい。

そう思ってしばらくウジウジしてるとこんなアイテムを見つけた。消しカスを吸い取ってくれる卓上の掃除機みたいなやつなんだがこれが非常に良い。数秒あれば消しカスをちゃんと吸い取ってくれるし、音はそこそこ出るものの長い間なり続けるわけでも無いので帰り際に1~2回使うくらいならカフェでも問題なさそうだ。

みんなも鉛筆、鉛筆削り、消しゴム、消しカスクリーナーを揃えて最強のアナログ作業環境を整えよう!鉛筆大好き!!